HISTORY旧金城邸の物語

この家は、一家5人の思い出が詰まった“おうち”です。
建築の仕事をされていたお父さんが、自ら大切に建てたのが、1965年。

3人の子供たちは、3畳の部屋で川の字になって寝ていたそうです。
悪いことをすると、離れのシャワー室に閉じ込められました。
子供たちは大きくなり、子供部屋を増築、2段ベッドが嬉しかったそうです。
庭でバレーボールをして遊んだこと。親戚が集まりBBQをしたこと。山羊を飼ったこと。

そして月日は流れ、3人の子供たちは大人になり、独立して家を出て行きました。
体調を崩されたお父さんは、子供たちの家に身を寄せ、この家は空き家になりました。誰も住まなくなった家は、やがて住めないレベルにまで建物が劣化し、ついには取り壊しを前提に売地として売りに出されました。

会社員だった私は、ネットでその物件を偶然見つけました。
建物の顔と言いますか、正面から見た姿がとても可愛くて、この家に会ってみたいなと思いました。
初めて旧金城邸に足を運んだ時も、このかわいい顔を取り壊すのはもったいない。ここを借りたい、こんな場所で仕事がしたい、と思いました。そう思う人は、私だけで無いはず。と確信。この家を購入することに決めました。

古民家物件は、“開けてみないと分からない。”と言うリスクがあるため、最初に見て頂いた工務店は、物件を見た後、連絡が途絶えました。
そんな事を経ながら、出会ったのが仲村建設。社長からは、「面白いね」と、たくさんアイデアを頂きました。こうして建てる人が決まり、この家が持つ良さを残した、フルリノベーション計画を立てる事ができました。

工事中は、予想通り、何度も予想外のトラブルが起こり、試行錯誤しながら、ようやく完成させることが出来ました。取り壊されようとしていた家に、新しい命を吹込み、もうひと頑張りして貰う準備が整いました。

次は、大切に使ってくれる人を探しています。
旧金城邸で、沖縄を感じながら、仕事と生活をしてみませんか?
ただ趣があるだけでなく、ビジネスを行う上での利便性を兼ね備えた希少な物件です。

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