PROJECT古民家オフィス事業(サテライトオフィス開発)
ノコス沖縄では、沖縄の身の回りにある生活文化を消さずに残すことで、沖縄の付加価値に変えて行きたい、と思っています。コトを扱う地域商社として、姿を変えようとしている、身の回りの自然・生活に根付いた文化・道具・風習など。それらを残すヒト・技術・仕組みを作り、事業として成立させ、そのノウハウは地域に残して行きます。(ノウハウはオープンにしてシェアします。)
その第1号案件として、古民家をリノベーションした「旧金城邸オフィス」をスタートさせました。
都心に本社を置く企業の、サテライトオフィスとして最適です。
復帰前の瓦屋根民家をリノベーション。
空港からのアクセスが良く、駐車スペースも十分なため、オフィス物件に改良。
駅に近く通勤に便利。周辺にはマンションも増え、人材採用しやすい立地です。
近隣には宿泊施設があり、合宿や研修施設としての活用にも便利です。
それでいて、周辺には沖縄の原風景も色濃く残っており、
仕事をしながら沖縄を感じられる物件です。
- 所在地:那覇市宇栄原3丁目
- 築年数:1965年築
- 建物面積:19.2坪(63.4㎡)
- 敷地面積:約77.5坪(225.7㎡)
- アクセス:那覇空港から3km(タクシーで830円※2020年6月時点)
ゆいレール赤嶺駅(那覇空港駅より1つ目)下車、徒歩6分。
琉球バス・那覇バス「新町入口」下車、徒歩2分。
自動車は敷地内に5台~7台駐車可。 (近隣はコインパーキングも充実)
開放的な間取り
仕事の合間にゴロ寝したり
- 元々は3DKに細かく仕切られた間取りだったのを、壁をぶち抜き、広い1LDKにしました。
- 4面に窓があり、明るく風通しは良好。いちばん大きな窓には縁側を取り付けました。
- 沖縄ではよく見かける、洗濯物を干す屋上もあります。
仕事の合間にゴロ寝したり、仕事の後にビールを飲んだり、ワークスペースと切り離した空間としてご利用頂けます。
民家として住める機能を残す。
- 古民家である以上、住めるオフィスであることが大切だと考えました。
- 崩れかけていた離れのシャワー室は、大改修を行いました。
- 子供部屋だった場所には、2階建てベッドをそのまま残しています。
大人でも175cmくらいなら寝られます。 - キッチンは電気コンロのシステムキッチンに入れ替えました。
- 住めるオフィスだから、出張者の受入れ、繁忙期の泊まり込み、
事務所でのパーティ、いろいろ出来ます。
沖縄の文化を感じられる
細部を大切に残す。
- 利便性を高めながらも、古民家らしさについては、費用を投じてでも残しました。
- 例えば、台風が多い沖縄では、窓枠は木製よりアルミサッシの方が良いに決まっている。でも、「それじゃあ味気ないね」と言う事で、2重窓にしました。外側は、雨の侵入を防ぐ新しいアルミサッシ。内側は、温もりを感じさせる当時のままの木枠。と言った具合です。
- 雨戸も、“家の顔”になる部分だからと、木製の雨戸を作り直しました。
- 屋根はもちろん瓦屋根。白とオレンジに塗りなおしました。
- 天水ってご存じですか?断水が起こる沖縄では、雨水を生活用水として貯蔵しておく、天水タンクが家の庭にありました。
今はもう使われていませんが、沖縄の生活様式を伝える大切な資源だと考え、補強を施し保存しています。 - 最後に、屋敷の神様も。沖縄では、神様をとても大切にします。古い家の庭には、よく屋敷の神様をまつる、フンシーを見かけますが、旧金城邸にもフンシーがあります。物件が売りに出される時、神様に撤去することをお伝えし、フンシーから神様は抜いてあるそうです。しかし、これも大切な沖縄の風習。フンシーも、そのままの姿で残してあります。毎月15日にうーとうとう(拝み)していたそうです。
新たな沖縄クラフトを追加
琉球石灰岩の石獅子など
- 元々の玄関は、実は銀のアルミ製で味気ないものでした。そこで、アルミには木の板を貼り、さらにミンサーをモチーフにした目隠しを取り付けました。
- また、工事中に行方不明になってしまった屋根のシーサーの代わりに、職人(スタジオde-jin)に琉球石灰岩の石獅子を彫っていただき、悪いものが入ってこないよう、玄関の前で見張っています。